【第2転回形1】

第2転回形の連結

第5音をバスにおいた和音を第2転回形と言います。

※DTH2では第2転回形を/5と表記します。(例 T/5 、U/5)

上3声の構成音は基本形と同じく( I の和音を例にとると下記の様に)3つの音(ド・ミ・ソ)をすべてそろえます。

第2転回形は T/5、W/5、X/5 の3種類が使用されます。


連結の基本

第2転回形の連結パターンはかなり限定されています。
典型的なパターンの使用例を以下にあげます。

※ドの音に W/5 を設定する場合は上のパターンのみ有効です。

バスのソが1オクターブ下がりますが、この時下がった音は前のソの音と同じ音と見なします。
そのためバスとテノールが1オクターブと5度以上離れても、禁則とはなりません。

1. 最初の和音を設定します。

2. 次の和音の構成音を表示します。

3. 共通音を保留し、他は近い音に進めます。

4. 1〜3ので順で実施します。


T/5 → V について

通常 T/5 は単独で使用することはありません。
必ず T/5 → V の形で用います。
この場合 T/5 → V は2つので V と同じドミナントとして扱います。
先行和音は II と IV のサブドミンナントに限られます。

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